昼休み、はてなブログのアプリを立ち上げる。「購読中のブログ」の更新を確認し、いくつかのブログが新しい記事を更新しているのを見つける。昼休みの60分をかけてそれらを読みきる。そして思う。ああ、最高だと。
例えばみんなのブログがコラムだとすると、それが毎日更新される雑誌がそこにはある。そしてそれはぼくが好きな、ぼくが面白いと思う、理想の雑誌なのだ。
思えば常に昼休みに暇をつぶすなにかを探していた。スマホアプリやKindleの本、色々試したがどれもしっくりこなかった。そんな中で始めたはてなブログだが、今は書くことと同じくらい、ブログを読むのも楽しい。書いて、読んで、星を付けあって。そのやりとりがものすごく楽しい。
誤解を恐れずに言うと、何かの役に立ちそうなブログは苦手だ。開いてみて、画像があったり、カラフルだったり、そもそも文字の量が多かったり。それよりも誰かの日常を切り取った日記が好きだ。知識ではなく意識が、情報ではなく感情が、そして何より想いが書いてある日記が好きだ。
ぼくのことを言えば、誰かの役になんて立つもんかと思ってる。こういう人に、こういうことを伝えたいなんていう大それた想いなんてものもない。
誰かの何かになればいい。そんな気持ち。誰かの何か。それくらいでちょうどいい。
