微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

庭は完成しない

多肉植物にハマると今度はそれを入れる「鉢」にこだわりたくなってくる、とはよく言ったもので、案の定多肉植物を入れるための「鉢」を買うべくホームセンターを行脚する休日を過ごした。おしゃれな缶のやつや、ブリキのやつ、小さな家をモチーフにしたかわいい鉢もあり、何個か衝動買いしてしまった。

こうなってくるのは今度は足りなくなってくるのは「棚」である。今まではもともとキッチンで使ってたラックをいらないからって庭で使ってみたらいい感じで、それを多肉用にしていたのだが、ここ最近の多肉鉢の増え方に、ついには「棚」が追いつかなくなってしまった。

そうなると思いつくのはDIYだ。YouTubeを見ると木材を買ってきて作る簡単な棚の動画がたくさんある。しばらく前にDIYをするべく買ったはいいものの、一回しか使ってないインパクトドライバーが物置の奥に眠っている。それを呼び覚まし、そろそろ「棚」というものを作るべきときが来たのかもしれない。

庭は無限だ。庭は完成することはない。完成したと思っても、その庭に生きる花は、草は、そして石や土は一日ごとにその姿を少しずつ変え、自らの役割を少しずつ終えて、そしてまた庭は次の始まりを待つ。人が庭を管理するなんておこがましいとすら思ってしまう。人も庭なのだ。ぼくも庭なのだ。