ゴッホの絵は死後に評価されたと聞く。ということは、ゴッホをゴッホにしたのは、ゴッホ自身ではなく、ゴッホをゴッホにしたやつがいるってことだ。
なに言ってるか分かりづらいかもしれないけど、ゴッホの絵は結局ゴッホが死ぬ前も後も変わってないのに、生前はそれが評価されなくて、死後に評価されたということは、つまりはそれが「めっちゃええやん」と言った人がいたってことであり、その人がいなかったらたぶんゴッホは今のゴッホにはなってなくて、というかゴッホなんて人は知られることはなく、なんか「ひまわりの絵多いな」とか、この「自画像耳ないな」とかをなにげなく思われて終わりだったということだろうよい。
ゴッホをゴッホにしたのは弟の嫁さんらしい。そもそも弟はゴッホの自殺とほぼほぼ同時期に死んでしまっていて、死後にゴッホと弟に関するやりとりを本にしたとかしないとか。そこから評価は高まっていってゴッホは現在のゴッホになっていったのだという。ゴッホも凄いけど、ゴッホをゴッホにした人も凄い。けっこう真理だと思う。