箱根駅伝を観た。なんかここ数年ちょっとずつ興味が湧いてきて、チラチラと結果を気にする感じだったのだが、今年に関しては生まれて初めて、箱根駅伝をほぼ全部観た。1月2日の午前8時前に目を覚まし、昼過ぎまでひたすらテレビの前で走る選手たちを見守った。
というのもきっかけがある。それがこれ。
「ミルクサッカーアカデミー」はその名の通り。サッカーに関するニュースや分析を専門とするYouTubeチャンネルである。ぼくはこのチャンネルが好きでよく移籍の情報を仕入れるために聴いているのだが、このチャンネルにて箱根駅伝の副音声的な実況をLIVE配信するということなので、それを聴きながら観戦したというわけだ。
はじめはちょっと興味本位で聴き始め、「飽きたらやめればいいや」みたいな軽い感じで聴いていたのだが、気がついたら二日間まるまる箱根駅伝を観戦してしまっていた。理由はひとつ。この配信がめちゃくちゃ面白かったからである。
なにがすごいってその情報量。例えば箱根駅伝でのある場面。なんでもないただの選手が給水しているシーンで、配信していたノーミルク佐藤氏がいきなり声を大きくした。「うわー、これはやばい!!」。いや、観てるこっちからしたら選手がただ給水するために補欠の選手からボトルをもらってるだけなのだが、そこでの解説が最高だった。
「この給水のボトル渡してるのが竹石尚人っていう選手で、過去にメンバー入りしてた選手なのに、今年はメンバーから外れちゃったんですよ。だからこの給水でのボトル渡しが、彼にとっての最後の駅伝なんですよ!」
その後も細かい選手の情報はもちろんのこと、区間ごとの走り方の特徴、見どころをしっかりと解説。時には起きているドラマに感動しすぎて、ノーミルク佐藤氏が号泣。聞き手の井上マー氏が困るという、地上波放送では絶対に起こらない内容の配信で最高だった。
ぼくも今回が初めてガッツリ観る箱根駅伝だったのに、その解説を聴いてちょっと感極まっちゃうこともあったりして。普通にテレビを観るだけでは知ることのできなかった情報を得ることができて、それこそ箱根駅伝を100倍楽しんでしまったと言っても過言ではない。
いやー、箱根駅伝最高だったね。応援してた法政大学はシード権取れなくて悔しいけど。来年も観る。