「君たちはどう生きるか」のインタビュー」を読む。ぼくが映画を見終わったあとに書いた感想と合っているところがあって嬉しい。とくにタイトルについての言及。これは「ぼくはこう生きた。君たちはどう生きるか」という映画だという部分が完全に一致していて、ぼくもなかなかやるじゃないかと思った。
鈴木敏夫の言葉は面白い。そしてなにより、ジブリについてのインタビューなのに宮崎駿が答えてないことも面白い。ぼくがジブリで一番好きな作品は「もののけ姫はこうして生まれた」というドキュメント作品なのだが、それを観ると宮崎駿がたまに他のスタッフに負けていることがあって面白い。特に色彩担当のおばちゃんに「こっちのほうがいいわよ」と言われて宮崎駿の案がボツになったりしていて笑える。意外とジブリってそういうところがあって、宮崎駿も実は監督という創り手の1人にすぎないのかもしれない。
「君たちはどう生きるか」はもう一回観てみたい。今度は奥さんと一緒に観たい。奥さんはぼくと違って感覚派であり、なにより音楽に詳しいので映画音楽的なところも色々教えてくれるだろう。なんて言うんだろう。意外とそれが楽しかったりする。楽しい夫婦生活。
