微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

なんでブログを再開しようと思ったか

前回はブログを継続してきたことについて書いたのだけど、そもそもなぜブログを再開するに至ったかという話をしたい。

 

とはいってもそこまで大きな理由はないのだけれど、きっかけのひとつは糸井重里氏の「ほぼ日刊イトイ新聞」内のコラムである。ぼくはほぼ毎日あのサイトのコラムを読んでいるのだが、ある日のコラムで糸井氏が「これからキャンプに行くので、コラムを数日分書き溜めてきた」と書いていたのだ。

 

それを読んでぼくは「こんな忙しい人が毎日コラムを更新してるんだから、ぼくみたいな人間でも毎日更新できるわ」と思ったのだ。そして同時になんだかその「毎日書かなきゃいけない生活」というものに憧れというか、羨ましさみたいなものを感じ、「それってなんだかかっこいいじゃないですか!」と思ってしまい、今に至るのである。

 

一方で内容について憧れているところはまた別に存在する。それは林雄司さんの「webやぎの目」というサイトだ。このサイトのコラムをまとめた「やぎの目ゴールデンベスト」という本が最高なのでぜひ読んでもらいたい。本文からの引用を少し紹介すると、「ジェット機と綱引き。あれは不公平だと思う。ジェット機もエンジンをかけるべきだ。」と書いてある。これだけでも最高度が伝わると思う。この文章のようなブログが書きたい。それがなんとなく思っていることの一つだ。

 

けっこう昔から林雄司さんについては尊敬していたのだけれど、最近は「地味ハロウィン」の生みの親として注目されようとしている。嬉しいような気もするが、まあ少し複雑な気分。林雄司さんの「デイリーポータルZ」も最高なのでぜひ覗いてみてほしい。「デイリーポータルZとは?」というところに「愉快な気分になりますが、役に立つことはありません」と書いてある。最高じゃないか。

 

 

 

やぎの目ゴールデンベスト

やぎの目ゴールデンベスト