最近ポップコーンを食べている。
昔からポップコーンが好きだった。ぼくは中学生のときに塾に通っていたのだが、1時間目と2時間目の間に15分くらいの休憩時間があり、その時間でぼくらは近くのLAWSONにおやつを買いに行くのだった。ぼくが買うのはもっぱらマイクポップコーンだった。前にも書いたがぼくはお気に入りができるとそれしか食べなくなる。ぼくは毎回ポップコーンを買ってきてはそれをボリボリ食べながら授業を受けた。もはやスポンサー契約してるのかってくらいボリボリ食べた。
映画館のポップコーンもぼくが好きなもののひとつだ。キャラメルポップコーンの存在を知ったのはいつのことだろうか。地元にショッピングモールが出来たときに、併設されたシネマコンプレックスで初めて食べたような気がする。
今までは開演と同時にダッシュで席を確保し、前の人の背が高いとスクリーンが隠れ、塩味のポップコーンしかないような映画館しか行ったことがなかったぼくにとって、シネマコンプレックスというのは革命的だった。そこで出会ったキャラメルポップコーンがぼくにとって、更なる革命だった。こんなに美味しいものがこの世にあるのかとぼくは思った。それからというもの、映画館にいくとキャラメルポップコーンを食べた。
たまに友人と映画館に行くと「映画館のポップコーンは食べきれない」とよく聞くのだが、ぼくにとってはそんなことはない。どちらかというとペース配分を考えないと終盤に食べるポップコーンがなくなってしまうので、序盤は少し我慢をしながらポップコーンを口に運んだものだ。
最近食べているのはゆすって作るポップコーンのやつ。子供の頃お母さんによく作ってもらったなあと思って食べているが、これがなかなか美味しい。オーソドックスなバター味も安定した美味しさだし、最近のはブラックペッパー味なんてのもあって、これもスパイスが効いていて美味しい。おやつとして食べてもいいし、小腹が空いているときにはご飯までの繋ぎになる。あって損はしない。
とにかくぼくはポップコーンが好きだ。何を差し置いてもポップコーンを選んでしまう自信がある。もしもポップコーン10kgと10万円が置いてあって、どちらかを選ばなければいけないとなったとしたら。
そこは10万円を選ぶけど。
「またそれ食べてるの?」ってめっちゃ言われる - 微炭酸のしょう油