ニトリで椅子を買った。
ぼくの家には書斎がある。そこまで立派なものではないが、家を作る際に1畳ほどのスペースをぼくの部屋にしてもらった。しかしながらここ数年、その書斎が有効に活用されていたかというと微妙だった。なんかどうも居心地がよくなくて、本やら書類やらの、ただの物置と化していた。
そんな中で椅子を買い替えた。そもそもそこで使っていたのがニトリの数千円の椅子だったのだが、これが座り心地は悪いし、なんなら座面の裏側の繊維がポロポロ落ちてきて、もう寿命だということで買い替えることにした。
色々と調べたが、結局ニトリで買うことにした。ネットでも良いのがありそうだったが、やっぱり椅子は自分で座った感じで決めたいと思い、実店舗のあるニトリに足を運んだ。もともとの予算感は1〜2万円ほどだった。それこそ1万円ちょっとでいい感じの椅子があったので、「ああもうこれでいいかな」と思っていた矢先、今回買った椅子に巡り合った。
ぼくが買った椅子は値段が3万円ほどした。しかしながら、なにが違うって「足を伸ばすやつ」がついていた。そして後ろに大きくリクライニングするのだ。結局のところ、これが大正解だった。「足を伸ばすやつ」の良さったらもう! 今まではソファにいることが多かったのだが、椅子を買ってからはほぼ毎日書斎に行って椅子に座っている。
腰のところにランバーサポートが付いていて、座ったときの身体の負担がないし、座面も気持ちいい。そしてなによりリクライニングと「足を伸ばすやつ」だ。一番後ろまで背もたれを倒し、「足を伸ばすやつ」を発動させたときの心地よさは最高。そのままPCでYouTubeを観たり、スマホをいじったりしている。
よく考えたら、ブログをまた更新し始めたのも椅子を買い替えたからだ。椅子があるからぼくは吸い込まれるように書斎に向かい、そして椅子に導かれるかのようにブログを更新している。家の中において、居場所は椅子が作る。椅子があるところに人間は呼ばれ、椅子があるところで人間は過ごす。椅子だ。椅子こそが、場所なのだ。
1万円ちょっとでいい椅子は買えたと思う。でも3万円出して「足を伸ばすやつ」がついてるやつを買って良かった。これは本当に満足している。たぶん1万円ちょっとの椅子だったらここまで書斎に座りに来ていない。みんなに伝えたいのは、椅子を買うときは「足を伸ばすやつ」がついてるやつを買えということ。これを伝えるためにぼくはブログを書いているんじゃないかとすら思えてきた。