この前公園に行った。比較的大きな、河川敷の運動公園。嫁と2人で行くあてもなくドライブをしていたらたどり着いただけの公園だったが、ひとまずぶらぶらと歩いてみることとした。
そこでは少年サッカーの試合が行われていた。小学生だろう。小さな体とぶかぶかのユニフォーム。どこか懐かしさを覚えながら、それを見ていた。(ちなみに嫁は暑いだか日に焼けるだか文句を言っていた)
すると試合の中で声が聞こえる。監督らしき男の声だった。
「そこで行かないんだったらサッカーやめちまえ!!」
まだいるんだ、ああいう人。私が同じくサッカー少年だったころ。ああいう人はたまにいた。怒鳴り声をあげて子供たちに指示を出す大人。当時はただただ、こわいなあと思っていただけだが、同じ大人になって思う。そこに愛はあるか?
最近聞く言葉に、「今は少し頭を叩いただけで問題になる」というのがある。私は思うのだが、少しでも頭を叩いちゃダメじゃないか? それって暴力じゃん。自分の言うことを聞かない人間に対しては暴力を働いて良い。これを教育者が語るのだから恐ろしい。モンスターペアレントなる言葉が世間に定着しているが、今までがモンスターティーチャーすぎただけではないか。(思い出したらマジのモンスターみたいなティーチャーはたくさんいた。僕らは特別強い教師らを『四天王』と呼び恐れていた)
その怒声に愛はあるか?
いや、あったとしても。
怒声で愛は伝わらない。
キスをしろ。