微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

総しくじり先生化

しくじり先生が面白い。オリラジあっちゃんの歴史のやつなんて特に面白くて、学校の授業もあんな感じでやってくれればと思った。

 

あれがなんで面白いって、興味がずっと続くからだと思う。「その理由は次のページ!」ってめくるとその答えが書いてある。こういうことがありました。なんででしょう。それはこうだったからです、の流れ。

 

学校の授業なんかはその逆で、用語が出てきてその説明、また新しい用語が出てきてその説明ばかりをやってる。それじゃあ面白くない。オチが分かってる話を聞いてるようなもんだ。

 

そういえば池上彰の本読んでるときも興味を持続させるのが上手いなあと思った。あの人もきっとしくじり先生だ。

サッカー

サッカーが楽しい。今の職場に入って、ものの数日でサッカー経験者ということがバレ、職場のサッカー部なるものに入れられた。聞けばほぼ経験者がいないらしく、小中高までやってるだけでエース候補だという。

 

てなわけで月に何回か試合に出場している。思えばサッカーの試合を楽しいと思ったことなんてあったかなと考える。部活のときはある程度真面目にやってて、とは言いつつ弱小チームだったのですぐに負けていたのだけれど、中途半端にプレッシャーがあったりして、まあそういう意味の楽しさはあったかもしれない。でも思い浮かぶのはミスしたときの罵倒とか、相手選手との小競り合いとか、無駄に厳しい監督の罵声とか、そういう類のものばかりで。今みたいにのほほんとサッカーすることってあんまりなかったなとか思う。

 

そして先日の試合の日。まあまあ遠いところまで遠征したものの、年功序列で試合に出れなかった。厳しい世界だ。

プールクエスト

プールに通ってる。最近引っ越して近くに市営のプールがあるので何回か行ってみたのだがこれがいい。昔もスイミングスクールに通っていた私。「顔を水につけることができる」から始まり、クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライ、ドラゴン、ケロベロスリヴァイアサンと順調に泳ぎを泳いでいき、「最後のとびら」で入手できる「アルテマの水晶」を手に入れたのが小学校6年生のとき。それ以来のプールである。

 

なんだかんだで真剣に泳ぐのは久しぶりで、けっこう疲れるものだ。3往復くらいするともう息が上がる。生物はもともと海から生まれたというのに。つーわけで泳ぐレーンの横の歩くレーンに行ったりしてぷかぷかやってみたり。

 

ネットで調べるとプールはとても健康に良いと書かれている。なんなら百害あって一利なしの逆の「百利あって一害もなし」くらい良い事ばかり書かれている。やれ体力がつくやら、筋肉がつくやら、リラックスできるやら、MPが回復するやら、ここでしか手に入らないアイテムが手に入るやら。

 

なんかRPG要素が多い。

昼休み

職場の昼休み、することがない。前の会社ではラジオを聴きながらそこらへんをぷらぷら歩くのが好きだったのだが、今の職場では周りに人がいなさすぎて散歩してると目立つことからなかなか外を出歩けない。

というわけでiPhoneのメモ帳でも使ってブログでも書くかーと思ってメモアプリを開いてみたら、知らぬ間にメモアプリが凄いことになってる。

紙の質感みたいのが表現されてるし、PCとも同期できる。そんでもってなんかペンみたいの押したら絵も描けるようになってた。特に凄いのが定規。ボタンを押すと定規が出てきて、自由自在に回転。そして定規にそって指をしゅっとやると直線が引ける。直線を引いてこんなに感動したことはない。あとラインマーカー。ただの太い線ではなく、半透明。まるでラインマーカーを引いてるかのよう。定規と組み合わせると直線も引ける。直線のラインマーカーを引いてこんなに感動したことはない。

感動をありがとう。

手は止めるなよ

美容室に行くときは本を持っていく。以前はサッカーの、特にJリーグの話ができる美容師さんに髪を切ってもらっていたため、美容師さんとの会話をすこぶる楽しんでいたのだが、引っ越しをしてからというもの、初対面の美容師さんとまた一から関係性を構築するべく会話をするのが煩わしくなって、今の美容室にはいつも本を持っていってはそれをなむなむと読んでいる。

 

しかし私も鬼ではない。カットのときはともかく、カットが終わり一度シャンプーをしてもらった後の「微調整」の時間。その時間のみは再び本を手にすることはせず、多少の会話をするようにしている。

 

そこで美容師さんから私に問いを出題される。それはよい。私は回答する。ひとつふたつのユーモアを混ぜあわせながら、当たりも障りも決してない広く汎用性のある話をする。役割は果たしているだろう。何を生み出すではない、これはこの僅かな時間に蔓延ろうとしている沈黙に対するワクチンである。つまりは何かを喋り、そこに音さえあればいいという類のもの。二人の思いはひとつ。それはこの時間が沈黙のないままに終わること。その思いは共有できていた、と思っていた。

 

でもそこから、「いやー、そしたらその人がこうやって歩いてきて〜」と歩き方を再現しながら話を始める美容師さん。さっきまでチョキチョキ微調整をしていたその手はすでに私の頭から離れている。

 

それは違くない? いいよ、長尺の話には我慢するよ。でも手は止めるなよと。ここであなたが私を笑わせることはカットの料金には含まれていないのだよ。おれは毛髪の長さを減らすことにお金を払っているのだから。

 

つーわけで、次に髪を切るときがきたら、またその美容院にいく。その美容師さんの腕前は気に入っているから。