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微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

雨の中で走る子たち

今日、雨の中を歩いて家に帰ったときに中学校の横を通りかかった。雨はまあまあの強さで、僕はといえば傘を差しても肩は濡れるわ靴は濡れるわで、やだなーと思っていた。ふと中学校の校庭を覗くと、学校指定の体育着を着た生徒たちが雨の中で走っていた。クラウチングしてたりトラックを走ったりしていたので陸上部だろう。まあまあの強さの雨の中で、子どもたちがただひたすらに走っていた。

いや、今日くらいはいいんじゃない? と僕は思った。だって雨強いし。小雨ならまだ分からなくもないけど、これは小雨の範囲を超えている。大雨とまではいかなくても、中雨から少なくとも中雨強くらいはあるだろう(中雨強という日本語は今作った)。

思えば中学校の部活ってなんだったんだろうなって思う。みんな本気だったけど、なんのためにみんな本気だったんだろうって。僕はサッカー部だったけど、200mトラックを30週走るメニューがあったりして、今思えばなんで30週も走ってるんだろうって思う。あの頃のサッカー部でサッカーを生業に生きてるやつなんて1人もいないし、今でも本気でサッカーをやってるやつも何人いるのだろうか。あそこで30週走らなかったとしても、人生に大きく影響はないだろう。それでもあの頃は謎の「やらねば」感を持って必死に30週を走っていた。

この子たちもいつか思うのだろうか。「なんで雨の中で練習してたんだろう」って。でも一方で今の今はそんなことは思わず、ただひたすら走ることを楽しいと思ってるんだろうなと思いつつ、ああそれが「若さ」であり「輝き」なのか、この眩しさは自分が光っていないからこそ感じるものなのだろうか、みたいなことを思い、とぼとぼと歩いて帰ったのだった。

あなたは今輝いていますか?
それは何カンデラ毎平方メートルですか?
(カンデラ毎平方メートルとは、輝度を表す単位だそうです)