え、なんか6分の読書がストレス軽減に良いらしい。この記事を目にして一番最初に思ったのは、ストレス軽減も良いんだけど、そもそも「6分の読書」っていうのがめちゃくちゃ良いじゃんってこと。
本も好きだし、読書も好きなんだけど、やっぱりどこかで腰が重いところがある。ある程度時間が確保できるときに腰を据えてするものが読書ってイメージがあって、それが原因で買ったのに読めてない本が死ぬほどある。
ただ「6分読書」っていうのを聞いて、ああ確かにそれくらい軽い気持ちで読むのもいいもんかもなって思った。最初から「6分だけ」と思って本を開けば変なハードルなしで読書に入れるし、飽きたら分でやめればいいし、楽しければ別に6分以上も読書すればいい話だ。
なにかで読んだけど、読書って「時間を遅らせてくれるもの」って聞いてすごく腑に落ちた。今はYouTubeショートみたいに時間単位でどんどん情報を入れる「速いメディア」が流行ってる。YouTubeショートを開いていると本当に嘘みたいに時間がなくなっていくけど、読書は自分の時間をゆったりと流してくれるものだ。1秒の流れをゆるやかに感じながら、文章のラインに目線を沿わせていくと、まるで自分が世界の時間を司っているみたいに感じることができる。ページをめくるスピードが、その世界のスピードだ。思考が作り上げる映像と風景の中で、主人公はぼくが決めた速さで歩きはじめる。
今日から6分ずつ本読むわ。本棚の前で。