壺湯

銭湯に行ってきた。いつもなら内湯、露天風呂を経てからタイミングをみて壺湯に入るのだが、なんか壺湯が楽しみすぎて身体を洗ってそのまま壺湯に入ってやった。極楽だった。壺の外に足を出して、おしりから背中にかけた部分だけをお湯に浸からせて入る壺湯が最高だった。首の後ろがちょうど壺の縁に当たり、温められて最高に気持ちよかった。ぼんやりと空を見上げながら、なにかを考えるでもなく考え、ゆるやかにカタチを変える雲を見ては時間が経つのを静かに感じていた。比較的空いていたこともあり、30分近く壺湯に入ってそのまま出てやった。壺湯にしか入ってない。なんて贅沢なんだろう。そういえば、露天風呂の端っこで四股を踏むおじさんがいた。太ってもないし、四股も本格的ではないにしろ、あれは確実に四股だった。端っことは言え、露天風呂にいる人からは全員に見られていただろう。よくあんなことができる。四股禁止にしてほしい。