なんとなしにミニマリストの方のYou Tubeを観てから、感銘を受けてミニマリストにあこがれている。
最初はモノを持たないことのメリットを聞いても、どうにも胡散臭いというか、どこか宗教じみてるような気がしていたのだが、試しに自分の持っている服を捨ててみると、おやまあ気持ちがいい。
「この服はレギュラーではないんだけど、もしかしたら少し肌寒い日にちょっと羽織れる用に一応持っとくやつ、がないときのための控え」みたいなめちゃくちゃ場面の限定されたワンポイントリリーフみたいな服はぜんぶ捨てた。
「いるかいらないか迷ったら、それはいらないもの」
この言葉に背中を押され、思い切ってバンバカ服を捨てていった。モノを所有することは、脳のスペースを埋めてしまうということらしい。確かになにかを捨てるということは、まるで脳の中で開きっぱなしになっていたアプリを一つずつ閉じていくようで、「メモリが開放されました」って気分になる。
そうやってどんどんモノを捨てると、もはや何かを捨てるということに快感さえ覚えてしまう。ああ、もっとモノを捨てさせてください。そうやって本当のミニマリストに、一歩近づく。