微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

持ち家か、賃貸か。

持ち家と賃貸はどちらが得か、みたいな話はよく聞く。なんならどちらが正しいか、どちらが上位か、どちらの正義がこれからの時代を作っていくのか、くらいの話になっている。そんな中で私の意見を発表したい。

 

私は持ち家を買った

結論から言うと、私は持ち家を買った。まだ建ててから半年ほどしか経っていない"ほやほや"の持ち家である。というわけで私は"持ち家派"ということになるのだろう。

持ち家VS賃貸という議論になると、やれ「家は最終的に資産になるのに、賃貸は無駄に金を払うだけ」やら、「家を買ってしまうとそこに縛られる。売ろうと思っても高くは売れない」やら、いろんな意見を聞くが、私はというもの正直どれも納得がいっていない。というのも、重要な視点が一つ抜けているように思うからだ。

 

家は趣味である

家は人生最大の買い物である。私も例に漏れず、毎月安くはない金額を住宅ローンとして支払っている。というわけで1円でも得をしたいというのが普通の考えだろう。だからこそ持ち家なのか、賃貸なのかという議論も起こるわけだ。

しかし、私にとって家は趣味だった。家賃としてかかる"固定費"に加えて、私は"趣味"としての支出をしていると認識している。例えば私の趣味はサッカー観戦なわけだが、広いリビング、大きなテレビで観るサッカーはとても良く、賃貸でくらしていた頃よりも大きな満足を得ることができている。また妻の趣味はピアノ演奏である。仕事が終わると毎日ピアノに向かって曲を弾いている。これに関しては賃貸ではなし得なかった日常である。つまりそこに「賃貸で一生暮らす」という選択肢はほぼなかったと言える。

どちらが得か、どちらが損か。そんなことはよくわからないが、メリットとデメリットで比べてどうのこうのと言われても、「いや、こっちは趣味なんで。。。」といった感じなので、正直どっちでもいい。「持ち家は損なんですよ!」っていうのは、「タバコを買うのにはお金がかかるんですよ!」とか「アイドルのCDを買うとお金がかかるんですよ!」と言うのに似ている。つまりは「いや、知ってるわ」なのだ。

 

趣味に正解なんてない

つーわけで、楽しく持ち家生活を満喫している。デメリットであげられる「簡単に住み替えできない」とか「手放そうと思っても簡単に売れない」とかに関しては、仕事柄たぶん一生同じところに務めるので心配はしておりません。数字で4と5がどっちが大きいかって聞かれたら5だけど、そんなに単純にメリットとデメリットを比較できる話でもないし。趣味とはメリットを追い求めるものではないと思うが、私にとっては家も同じなのだ。

ただ莫大な金は欲しい。