微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

マリノスが勝って最高

私が応援してやまない横浜F・マリノスが勝利を収めて最高な気分だ。しかも8-2という驚異的なスコア。8点を取ったこともそうだが、なによりも90分間攻める姿勢を崩さなかったことが心を打った。だってそれが今シーズンのマリノスがずっと追いかけてきた姿だったからだ。

 

思えば今シーズンはいろいろあった。年明けに襲った前キャプテンの移籍。2年続けての10番の放出に、ある意味で絶望した。監督の交代で新たなサッカーに舵を切ろうとしていたこともあり、開幕前は何もかも不安だった。しかしながら、新監督のポステコグルーの目指すサッカーは魅力に溢れていた。前線からプレスをかけ、マキシマムに攻撃に人数をかけるサッカー。SBがボランチの位置に絞り、GKもビルドアップに参加する。GKの飯倉大樹の走行距離が注目を浴びる中で、ロングシュートによる失点も増えた。勝ち点がなかなか積み重ならない。

 

そんな中でW杯による中断期間から開けた最初の試合で、マリノスがフィールドに描いたのはまるでこのサッカーの完成形だった。前線からのプレスはハマり、奪ってからのパス回しは相手を翻弄。両ワイドはサイドで躍動し、クロスはことごとくFWに合っていく。前半戦にうまくいかなかったいろいろな部分が修正され、長所だけがその鋭さを増したように見えた。これを続ければ絶対に勝てる。そんな夢みたいなことを信じられるような、そんなサッカーを展開してくれた。

 

首位サンフレッチェ広島の背中は遠いが、ACL圏内であれば勝ち点差は10。残り試合を考えれば十分に逆転可能なポイント差だ。

 

ああ、横浜行きたい。あのサッカーをまた生で観たい。