微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

漫画の主人公も時代とともに変化していくものなのだよ

鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、ある日家族を鬼に殺されてしまう。唯一生き残った妹の禰豆子(ねずこ)は、鬼に噛まれたことで体が「鬼」になってしまう。その禰豆子を人間に戻すために、炭治郎は鬼を滅殺する「鬼殺隊」に入隊する。

 

鬼滅の刃」はこんな感じのストーリーだ。つまり主人公の炭治郎は主人公に「なってしまった」キャラクターである。少年漫画の主人公には2通りあると思う。一つは炭治郎のように「なってしまった」主人公。何かのきっかけがあり、物語の目的を果たさなくてはいけなくなる主人公だ。BLEACH黒崎一護もしょうがなく死神になったし、幽遊白書浦飯幽助もしょうがなく霊界探偵になる。

 

一方で、ONE PIECEのルフィは違う。彼は自ら「主人公になった」キャラクターだ。「海賊王におれはなる」と自ら叫び、自分の意思で海に出る。他には、NARUTOうずまきナルトも「火影」を目指すストーリーだし、キングダムの信も「天下の大将軍」を目指す物語である。

 

最近の漫画に詳しいわけではないけども、自分から何かを「目指す」主人公は少しずつ減ってきているような気がしなくもない。いや、本当はそんな感じで文章をまとめたかったけど、正直最近の漫画に詳しくないからわからない。でもやっぱり「主人公」の性格も時代とともに変わっているような気がする。あくまで気がするだけだけど。