微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

ぼくとマリノス

横浜Fマリノスが優勝して最高である。今日はマリノス優勝の記事を読むためにスポーツ新聞を3紙買い込んできた。

 

ぼくは小学校1年生のときにサッカーを始めた。とくに自分からやりたかったわけじゃなく、親に言われて気がついたらサッカー部に所属していたという感じ。母親が横浜出身ということでJリーグでは自然とマリノスを応援していた。初めて試合を観たのは小学校2年生くらいのとき。三ツ沢でやった広島との試合で、内容はほとんど覚えていないけどサポーターの応援歌が新鮮で、試合中ずっと歌っていた記憶がある。

 

2003年の優勝はぼくが中学生のとき。マリノスが大逆転優勝した年の最終節。後半最後で磐田に逆転し、さらに同時刻で行われていた鹿島がロスタイムに同点に追いつかれたことで最後の最後でマリノスが優勝をした。リビングで試合を観ていたぼくはなぜか2階で勉強していた弟にこの感動を伝えたくて、階段を叫びながら昇っていったことを覚えてる。弟からしたら急に兄が叫びながら階段を昇ってきてびっくりしただろう。それくらい感動的な優勝だった。

 

2007年からぼくは横浜に住み始めた。横浜にある祖母の家から大学に通うためだ。大学の4年間では年に5試合くらいのペースでスタジアムに通った。スクランブルアタックの2007、降格危機の2008、2010のシーズン終了後には大好きだった松田直樹がクラブを去っていった。

 

大学卒業後、就職してぼくは念願のサッカーチャンネルへの加入を果たす。サッカーを観戦するには有料チャンネルへの加入が必要だったが、今までは家にサッカー観戦の環境がなく、やべっちFCでダイジェストを観たり、たまにやるNHKの試合を観るだけだった。そんなサッカーを観られるようになった年が2013年だった。中村俊輔中澤佑二が中心となり、優勝まで王手をかけたあの年。ホーム最終節の新潟戦は日産スタジアムにも参戦したが、最後の2試合で2連敗して優勝を逃した。元日の天皇杯はたしかその日に嫁の実家に行く予定になっていて、漫画喫茶で試合を観たことを覚えてる。

 

そして2019年。今ではDAZNによってほぼすべての試合をテレビ観戦している。ぼくは今横浜には住んでいない。生で観戦できるのも年に1~2回だ。でも毎週毎週テレビでマリノスの試合を楽しみにしているし、試合の結果に一喜一憂している。最終節、日産スタジアムに久しぶりに行ってみて、「ここに毎週通えたらどんなに楽しいだろう」と思った。また、毎週スタジアムに通っている人たちはすごいと思った。その人たちにしてみれば今回の優勝はすごく嬉しいことなんだろうなと。

 

ただ、ぼくにとってもこの優勝は特別なのだ。毎週スタジアムに行ってるわけじゃない。毎年ユニフォームを買ってるわけじゃない。マリノスにお金をたくさん落としているわけじゃない。でもマリノスが優勝して本当に嬉しいし、そしてこの優勝からさらにマリノスが強くなっていくことにワクワクしているのである。

 

栗原勇蔵松田直樹のユニフォームを着てシャーレを掲げたとき、ちょっと泣いた。

 

f:id:bitansanshowyou:20191207230557j:plain