微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

M-1準決勝はめちゃくちゃ面白かった

M-1準決勝の余韻が収まらない。1日経った今でも「マジで行ってよかった」という気持ちになっている。ということで、M-1準決勝についてなんか良いことを書こうとしているのだが、こういうときに限って良い文章が思いつかない。

 

というか、この「良いことを書こうとしている」のがすごくやっかいなのである。良いことを書くにはまず自分の意見をまとめないといけないのだが、自分の意見をまとめるには一生懸命考えなくてはならない。一生懸命考えるのは大変だ。自分の一番伝えたいことを中心に、それが映えるように文章を構築していかなくてはならない。

 

とにかくそれがめんどくさい。自分の意見なんてまとめたくないし、映えさせたくもない。感情は感情のままで存在させ、言葉でもって型取りたくない。余韻が空気のように自分を包んでいるのであれば、その空気に包まれるように半笑いで時間を無下にしていたい。

 

ミルクボーイが面白かった。ミルクボーイの漫才が終わって、次の漫才が始まるのにまだミルクボーイのネタの笑い疲れがとれてないくらい面白かった。決勝に行けなかったコンビで言えば、東京ホテイソンが面白かった。瞬間最大風速なら決勝のコンビに匹敵するくらい笑った。東京ホテイソン東京ホテイソンを超えてきた。あと漫才のシステム的にはくらげの漫才が面白かった。

 

以前は「手数論」という笑いの数が重視されたが、今は笑いの数もあって、ボケの種類も豊富で、これだっていうパンチワードもあるような漫才がいっぱいある。漫才という芸に感動した。