微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

無味こそすべて

今まではどちらかというと嫁とか友だちとか、人が写っている写真を撮るほうが好きだった。というのは小学生のときの修学旅行で、寺とか景色とかの写真を撮ってきたはいいが、帰ってきて現像したときに「もっと友だちの写真を撮ればよかったな」と後悔した思い出があるからである。それからはカメラを持ったら人間を撮るようにしている。

 

ただここにきて、ブログに写真を載っけようと思ったときに少し困っている。というのもブログに載せる写真には友だちやら知り合いやらの写真は簡単には上げられないからだ。こんなだれも読んでないようなブログでも、一応はインターネットに接続されているわけで、人間の写っていない写真しか載せることはできない。友だちの写っている写真を無断で載せてしまったら、ぼくの少ない友だちがさらに少なくなってしまう。そんな中、ぼくの写真フォルダには景色やらの写真が思ったより少ないことに今さら気づいているのだ。

 

別に良い景色とか、美しい風景である必要なんてない。逆にぼくのカメラテクニックでそんな良さげな写真がバンバン撮れるわけでもないし。ただ求めるのは人間が写っていない写真なのだ。とにかく人間が写っていなければなんでもいい。写真には一般的にテーマとか意味とかも一応あるような気がしているが、もはや意味なんてなくていい。無味でいい。これからはそういう人間の写っていない「無味」の写真をどんどん撮っていこうと思う。

 

そんな意気込みを胸に日曜日にカメラの電池を充電していたのに、でかけるときにカメラを持っていくのを忘れた。悔しい。

 

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