微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

チープカシオが届いた

というわけで、昨日注文したチープカシオが届いた。ひとまず包みを開けてみる。

 

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ほう、

 

 

なかなかにダサい。

 

 

そもそも「作業のときでもつけられるような安い時計」を求めていたので、ダサいというのも想定内ではあったのだが、思っていた4倍はダサかった。もう少し「レトロ感」という言葉のオブラートで包めるようなものであればよかったのだが、少し「ダサさ」がこぼれてしまうような、そんな見た目である。とりあえずつけてみた。

 

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やっぱりダセえ。

 

 

 

つけてみると、思ったより6倍ダサいことに気づく。「これは失敗したか?」と少しばかり不安に思ったが、もともとは「作業のときでもつけられるような安い時計として購入を決めたのだ。そこまで高望みしてもしょうがない。まあ言ってもなんかの作業のときとか、そういうときのために買ったのだし、別に落ち込むこともなかろう。

 

そんなこんなで写真を撮ってから数時間つけているのだが、少しずつ僕自身の感想に変化が訪れる。

 

 

「あれ、そこまでダサくない……か?」

 

 

なんというか、見慣れてきたのか普通にこのデザインの違和感がなくなり初めてきた。少しずつだがぼくの中の感想として、「ちゃっちい」と思っていたのが「シック」へ、「しょぼい」と思っていたのが「レトロ」へと変化していくのを感じる。これはあれか。聴けば聴くほど良いと思える音楽アルバムを「スルメアルバム」と呼ぶが、見れば見るほど良いデザインだと思えるようになる「スルメデザイン」なのか。いまもブログを書きながらちらちらと時計を見ているが、その姿に「愛らしさ」すら感じてしまうようになった。

 

結論としては、「一撃でかっこいい! と言えるものではないが、そのチープさを愛くるしく思える瞬間はやがて訪れる。そしてその後はもうこの時計の虜」と言ったところか。あらためて言おう。ようこそ。