微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

おふろ

引っ越しをしてからというもの、毎日お風呂に入っている。

 

前のアパートはと言うと、紹介してくれた不動産屋さんからも「あそこのお風呂に浸かるのは勇気がいる」と言われるほどで(ひどい言われよう)、このマンションに決めたのもお風呂が大きかったからというのが理由のひとつだ。

 

お風呂では本を読んでいる。最初はゲームの「ポケモン」を極めた人たちのインタビュー集をよんでいたのだが(よくよく考えたらなんじゃこりゃ)、読み終わってしまってからというもの、今では軽くお風呂で読むための本を探す毎日。

 

こうやって思うと、本にはお風呂に適した本と適さない本がある。上に書いたポケモンインタビュー本はお風呂に適した本だ。理由としてはインタビューが章ごとに分かれているので、没頭しすぎてのぼせることがないし、文章が会話で構成されているのでとても読みやすい。逆に適さないのは小説の類。過去にヘルマン・ヘッセの「車輪の下」をお風呂で読みきったことがあるが、ラストは読み終わるまで湯船から出られなかったし、小説のテイストからひどい喪失感に襲われたことを覚えている(単純に水分を喪失していただけかもしれないが)。

 

つーわけで、お風呂で読むための最適な本が欲しい。ベストはポケモンインタビュー集の続編を買うことだろうか。