微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

M-1準決勝はめちゃくちゃ面白かった

M-1準決勝の余韻が収まらない。1日経った今でも「マジで行ってよかった」という気持ちになっている。ということで、M-1準決勝についてなんか良いことを書こうとしているのだが、こういうときに限って良い文章が思いつかない。

 

というか、この「良いことを書こうとしている」のがすごくやっかいなのである。良いことを書くにはまず自分の意見をまとめないといけないのだが、自分の意見をまとめるには一生懸命考えなくてはならない。一生懸命考えるのは大変だ。自分の一番伝えたいことを中心に、それが映えるように文章を構築していかなくてはならない。

 

とにかくそれがめんどくさい。自分の意見なんてまとめたくないし、映えさせたくもない。感情は感情のままで存在させ、言葉でもって型取りたくない。余韻が空気のように自分を包んでいるのであれば、その空気に包まれるように半笑いで時間を無下にしていたい。

 

ミルクボーイが面白かった。ミルクボーイの漫才が終わって、次の漫才が始まるのにまだミルクボーイのネタの笑い疲れがとれてないくらい面白かった。決勝に行けなかったコンビで言えば、東京ホテイソンが面白かった。瞬間最大風速なら決勝のコンビに匹敵するくらい笑った。東京ホテイソン東京ホテイソンを超えてきた。あと漫才のシステム的にはくらげの漫才が面白かった。

 

以前は「手数論」という笑いの数が重視されたが、今は笑いの数もあって、ボケの種類も豊富で、これだっていうパンチワードもあるような漫才がいっぱいある。漫才という芸に感動した。

M-1準決勝を観てきた

M-1グランプリ準決勝のライブビューイングに行ってきた。これはM-1グランプリの準決勝を全国の映画館で生配信するっていうイベントで、大のM-1ファンのぼくにしてみれば夢のようなイベントだった。

 

前々からどうにかこの日に仕事を早く終わらせられないか調整してきたが、なんとか行けそうな状況になった。「よし、あとは当日映画館に行くだけだ」と思った前日の夜、「そういえばチケットは当日でも買えるんだよな」と念の為HPをチェックしたところ、あと3席しか空いてなかった。めちゃくちゃ危なかった。逆によくそのタイミングで気づいたなというところだ。急いでネットでチケットを購入した。

 

というわけで今、準決勝を見終わって家に帰ってきたところだが、正直死ぬほど面白かった。「見ず知らずの人が隣に座ってて腹の底から笑えるんだろうか」という心配をよそに、腹がよじれるんじゃないかってくらい笑った。マジで来てよかった。人生の中でM-1の準決勝をいつか観てみたいと思っていたが、その夢が叶ったことに興奮しているし、期待以上に面白かったことに感動している。死ぬときに「M-1準決勝見に行けた人生だったな」と思えることが嬉しい。

 

決勝の9組については本当に面白い9組だった。有名所が何組が落ちていて、びっくりした。だって和牛もミキもアインシュタインも決して外していたわけじゃなかったから。というかさすがに準決勝だけあって全員面白かったと言っても過言じゃない。下から9組選んでも良い大会だなって思えるくらい。そんな中で決勝に選ばれた9組はマジで面白い。マジでどこが爆発するんだろう。決勝が今からめちゃくちゃ楽しみ。

無味こそすべて

今まではどちらかというと嫁とか友だちとか、人が写っている写真を撮るほうが好きだった。というのは小学生のときの修学旅行で、寺とか景色とかの写真を撮ってきたはいいが、帰ってきて現像したときに「もっと友だちの写真を撮ればよかったな」と後悔した思い出があるからである。それからはカメラを持ったら人間を撮るようにしている。

 

ただここにきて、ブログに写真を載っけようと思ったときに少し困っている。というのもブログに載せる写真には友だちやら知り合いやらの写真は簡単には上げられないからだ。こんなだれも読んでないようなブログでも、一応はインターネットに接続されているわけで、人間の写っていない写真しか載せることはできない。友だちの写っている写真を無断で載せてしまったら、ぼくの少ない友だちがさらに少なくなってしまう。そんな中、ぼくの写真フォルダには景色やらの写真が思ったより少ないことに今さら気づいているのだ。

 

別に良い景色とか、美しい風景である必要なんてない。逆にぼくのカメラテクニックでそんな良さげな写真がバンバン撮れるわけでもないし。ただ求めるのは人間が写っていない写真なのだ。とにかく人間が写っていなければなんでもいい。写真には一般的にテーマとか意味とかも一応あるような気がしているが、もはや意味なんてなくていい。無味でいい。これからはそういう人間の写っていない「無味」の写真をどんどん撮っていこうと思う。

 

そんな意気込みを胸に日曜日にカメラの電池を充電していたのに、でかけるときにカメラを持っていくのを忘れた。悔しい。

 

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