微炭酸のしょう油

やわらかいところ、刺してもいいですか?

重版なりました~!

何を隠そう、私はAmazonプライム会員なので、日々Amazonプライムビデオを覗いては血まなこになって面白いドラマがないか、面白いアニメがないかを探しておるのだが、新しい扉を開くことはなかなかに勇気がいるものであり、結局のところ今まで観たことのある作品を観てしまうものである。

 

というわけで最近まで観ていたのが「重版出来!」というドラマ。

 

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このドラマは地上波で放送されていたときも毎週録画して観ていたのだが、Amazonプライムビデオで見つけて、久しぶりに観直したところ、これがまた面白くて最終話まで観てしまった。

 

良さを挙げればキリはない。漫画編集者というテーマの面白さもあるけれども、漫画編集という世界だからこそ起こる特殊な出来事の中で、その上で一話ごとに丁寧に取り上げていくのは、とても人間味のある心の揺れ動きだったりするもので、漫画家と編集者、天才と凡人、冷静と情熱、効率と人間性などという様々な題目に対してしっかりと戦い、ほぼ全話を通してハズレのないドラマだったと感じた。

 

さらに言うべきは主役の黒木華の良さ。オダギリジョー荒川良々安田顕松重豊小日向文世も坂口健太郎永山絢斗濱田マリも良かったのだけれども、何よりもまず黒木華が最高だった。編集者の"ヒヨコ"としていろいろなことに真正面からぶつかる、いい意味で「バカ正直」な黒沢心のその「バカ正直さ」が画面からほとばしったのは、彼女の演技があってこそだったと思う。もちろん上に挙げた役者もそれぞれかなりトガったキャラクターを演じていたにも関わらず、すべてが魅力的に感じられたのは、役者の魅力が役の特徴に合致していたからだろう。

 

この作品、放送当時はあまり評判が高いドラマではなかったと聞く。というより一部で爆発的な盛り上がりをみせる一方で、世間への認知度が低かったという印象。しかしながらAmazonプライムビデオ内でも評価はとても高いようだし、Amazonプライム会員の方には是非観てもらいたいドラマである。そして、その代わりに面白いドラマを教えて欲しいものである、なのである。

パソコンを買った

ふと思った。「パソコンを買おう」と。

 

数年前、愛用のMacBookのOSがサポートを外れてしまったようで、そうなるとインターネットにつなぐのも危ないってことで、「困ったなぁ」と思ってそのままにしておいたら、意外とパソコンのない生活も「困らないなぁ」ってなり。パソコンがなかったままでちょっと前に至っていたわけだけど、パソコンを買った。

 

なぜパソコンを買おうと思ったかというと、決定的な理由はない。ぽわぽわと沸いていた「年賀状自分で作りたいな」とか「ブログとか文章書きたいな」とか「やっぱ持ってたほうがいいかもな」みたいな小さな理由が積み重なって、ふとした瞬間に”飽和水蒸気量”を満たした「欲しい」が「買おう」っていう水滴になって溢れ出したようなイメージなんすかね。

 

そもそも「買おう」と思ってもあまりパソコンにも詳しくないし、スペックというのも全然ピンとこないのだけれども、友だちに相談したら下記を探してくれた。

 

kakaku.com

 

 

まあ何がいいって値段が安いこと。新しいパソコン買うってなったら10万円弱は覚悟していたので、5万円を切る値段で買えるのは相当でかい。聞けばスペックとやらは相応に落ちるとのことなのだが、ブログ書いたりネット観たりする程度なのであればそこまで問題もないみたいなので、もう「キミにきめた」って感じ。

 

というわけでブログを書いている。やはり文章を書くのは楽しい。スマホフリック入力もなかなか良いじゃんと思っていたけど、やはりタイピングは楽だ。今年はいろいろ書こう。飽きなければの話だけど。

89分に訪れた必然

ナポリユベントスが素晴らしかった。試合開始から80分を過ぎたときに、それでも相手のDFラインにプレスをかけるナポリのメンバーがとても美しかった。フィールドの11人が、監督が、ベンチメンバーが、そしてサポーターたちが。まるで全員の勝ちたいという気持ちがそのままそこに描かれているかのような。そんなプレッシングだった。

 

ユベントスは割り切れなかったように見えた。王者の意地なのか、優勝への焦りなのか。ドローで良いと、思う選手もいたのだろうが、チーム全員がそれのみに目的を変えるまでには至らなかった。

 

チームがひとつの人格であるならば、ナポリは実に愚直に見えた。最後のコーナーキックを奪ったクロスの際、ゴール前に飛び込んでいたカジェホンは、その何分か前に自陣ゴール前で果敢なプレスバックによってゴールを守っていた。ユベントスに必死さがなかったようには思えない。しかし、その力点をどこにかけるかを、チームとして定めることができなかったように思う。

 

ナポリはひとつだった。クリバリーのゴールが必然だと思えるくらい、それは美しかった。

ただ勝利のためだけでなく

横浜ベイスターズの本を読み終わった。最近思うけど、スポーツって「勝利」を観るためのものではないよね。自分の応援するチームがあって、勝ったら観て良かった、負けたら観なきゃ良かったって、そんなギャンブルをしているわけじゃない。

 

この負けがあるから、次の勝ちが輝くものだし、その悔しさがあるから、かつての喜びを思い出すもの。いや、もっと言えば負けの中にも戦いはあるものだし、結果によって全ての過程が損なわれるわけでもない。

 

「勝利」が美しいのではない、そこに至るまでの「勝負」が、そしてそこにあるすべての「戦い」が、とても尊く美しいのだ。

 

あ、そういえば応援してるラツィオが勝った。

超嬉しい。

メロンの苗

庭に植える花や野菜の苗などを買いにでかけた。今日買ったのはメロンの苗。なぜならばメロンが好きだから。ひとまず買ったはいいものの、そもそも一本買ってきてどこに植えようかという問題が解決していない。なかなかに拾い庭にメロンの苗一本。「始めたてのソーシャルゲームか!」ってなる。もうちょい苗買ってこないと。いや、もうちょい苗に課金しないと。

 

的なね。